2月16日 在宅療養支援歯科診療に関する総合的研修会 @東京医科歯科大学

在宅療養支援歯科診療に関する総合的研修会

Ⅰなぜ今訪問診療なのか?

1.社会学的背景

〇日本の人口は1憶2千6百万人くらい。老年人口割合が27%強なので、実数は3000万人以上。

〇3000万人の約半数(1500万人強)が後期高齢者で、そのまた半数(約750万人)が要介護者・要支援者・要介護予備軍。

〇総合病院の入院患者は、 約150万人で、約600万人の国民が、通院困難者あるいはそれに近い状況。

〇全国の歯科診療所で治療を受けている患者数は、800~1000万人/週。すなわち、現在クリニック(診療所)で治療を受けている患者数とほぼ同数の人たちが、通院できずに歯科治療を求めていると考えられる。

 

2.健康寿命と死亡原因

 

Ⅱ高齢者の特性

1.加齢と老化

2.身体的特性

3.精神的特性

4.能力的特性

5.社会的特性

6.口腔領域の加齢変化

7.口腔以外での加齢による変化

Ⅲ高齢者に多く見られる全身疾患

1.高血圧

2.心疾患

3.脳血管疾患

4.糖尿病

5.腎症

6.精神神経疾患

認知症

アルツハイマー型認知症

血管性認知症

レビー小体型認知症

前頭側頭型認

統合失調症

老年期うつ

 

Ⅳ口腔機能管理に関する事項

1.「口腔機能管理」の概念

2.「口腔機能」の変化

3.唾液

 

 

歯科医療安全に関する総合的研修会①

Ⅰ医療事故に対する対策と対応

  • はじめに

1999年は、日本における医療安全の始まりの年である。この年の1月に横浜市立大学付属病院で患者取り違え事件が起こった。

  • 医療事故、医療過誤とは
  • 医療事故の背景

〇医療事故の原因

〇ヒューマンファクターとヒューマンエラー

〇スイスチーズモデル

事故は単独で発生するのではなく、複数の事象が連鎖して発生するとした概念を図にしたもの。

  • 医療安全対策
  • インシデントとアクシデント
  • 医療事故の患者への影響度
  • インシデントレポート

〇インシデントレポートの目的

〇ハインリッヒの法則

1つの重大事故の背景には、およそ29の軽微な事故があり、さらにその背景には300のヒヤリハットが存在することを法則化したもの。

  • 医療安全と診療録(カルテ)
  • 医療安全活動

〇5S活動

〇ノンテクニカルスキル

状況認識、コミュニケーション、意思決定、チームワーク、リーダーシップなどを抱含する総称。

〇患者参加型医療

10.インフォームドコンセンもので、ト(IC)

11.医療事故調査制度

 

Ⅱ偶発症に対する緊急時の対応

  • はじめに

医療は本質的に不確実・不確定なもので、医療行為にはリスクを伴い、過失がなくとも予期せぬ偶発症が起こり得る。

  • 緊急時対応の基本
  • 緊急時の対応手順
  • バイタルサインについて
  • パルスオキシメータの意義
  • 歯科診療時の偶発症

〇血管迷走神経反射

〇アナフィラキシー

〇過換気症候群

〇アスピリン喘息

〇誤飲・誤嚥

  • 救急蘇生法とAED
  • 救急薬について
  • 歯科用局所麻酔薬について

 

 

歯科医療安全に関する総合的研修会②

Ⅰ院内感染対策が歯科医療に必要になった背景

  • 社会的背景
  • 学術的背景
  • 経済的背景
  • 歴史的背景

 

Ⅱ院内感染における基礎知識

  • ウイルス感染

(1)歯科医療で気を付けるウイルス

〇B型肝炎ウイルス

〇C型肝炎ウイルス

〇HIVウイルス

(2)身近に起こるウイルス感染症

〇ノロウイルス

〇インフルエンザウイルス

  • 細菌感染
  • 口腔細菌
  • 日和見菌
  • 多剤耐性菌
  • 真菌感染
  • 原虫
  • ワクチン
  • バイオフィルム形成

 

Ⅲ歯科医療における院内感染対策

  • スタンダードプリコーションの理解
  • 現状の中でも取り込める院内感染対策
  • 唾液、血液の飛び散り
  • 手指の消毒
  • 手袋の着用
  • スタッフへの教育およびB型肝炎ワクチン接種
  • 感染対策マニュアルの作成
  • ハンドピース交換の問題
  • 滅菌機・滅菌システム

10.消毒

11.デンタルチェアユニットの微生物汚染

 

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